断食療法の歴史

 

世界の断食の歴史


断食は、最近になってよく耳にするようになった健康法です。しかし実は、昔から断食というものは数多く存在していました。日本だけでなく、海外でも修行の一環だったり、宗教的な儀式として行われていたりしたのです。 

有名なのは、仏教の修行でしょう。何日も食事をとらずに瞑想をするというのは、今でも耳にするかもしれません。他にはキリスト教やユダヤ教、イスラム教・ヒンズー教や仏教などでも、同じように修行として断食が行われてきました。 

キリスト教では、イエス・キリストが復活の40日間断食を行ったという事から、断食をするようになりました。4、5、7、10月は、断食の月としている所もあります。 

イスラム教では、ラマダーンという日に日の出から日没の間に断食をします。ただし、いつからか始まったのかは定かにはなっていません。 

日本では、1200年前から密教の修験道として行われていました。インドでも、仏教で約2500年前から断食が始まったといわれています。仏教を開いた釈迦は、断食をした事で悟りを開いたともいわれているのです。 

また医療の面でも、ヨーロッパで1887年から断食の研究が行われ、健康への効果を報告されています。アメリカでも同じ頃、肥満症が増えた国民を救うべく、断食を用いた医療を取り入れる病院が増えてきました。医療面では宗教とは区別したいと言う理由から、断食ではなく「絶食」と呼ばれています。

断食道場の歴史

 

日本の断食は、世界的に見るとまだまだ遅れています。例えばヨーロッパの国では、断食センターや断食病院など、医療の為の断食を行う施設も多く存在します。しかし日本には、断食道場という民間医療として断食を指導する施設しかないのが現状です。 

この断食施設の歴史は、30~50年とまだまだ浅いものです。宗教における密教修行での断食は約1200年以上前から行われていますが、宗教の修行の場に多くの人が集まる事はありません。

断食の施設を開いた人として有名なのが甲田光雄氏です。彼は、甲田医院という病院を経営しています。内科を備えた施設で断食を取り入れた治療をしていますが、民間療法として扱われています。非常に人気が高く、予約が取りづらいほどなのです。 

その断食療法の基本となっているのが、西式健康法です。その健康法を勉強し、断食を取り入れた治療を開始したのが、甲田病院の始まりなのです。今では、この考えを取り入れた施設がたくさんあります。まさに、日本における断食施設の元祖とも言えるものなのです。

 


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